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施設長 コラム 「高齢者が熱中症になりやすい理由」 文責:小出弘寿
今年も熱中症予防が重要な時期となりました。熱中症予防としては、水分摂取、室内の温度管理、服装の工夫、日中の外出を控える、栄養バランスの良い食事などを心がけることが重要です。これらの予防策は、世間一般の方も周知していると思いますが、それでも、なお高齢者の熱中症が多いのは何故でしょうか?今回のコラムでは、高齢者が熱中症になりやすい理由をお伝えしたいと思います。
①体温調節機能の低下:年齢とともに汗をかく能力や血管の拡張機能が衰えます。また、体の熱を外に逃しにくくなり、体温が上昇しやすくなります。
②喉の渇きを感じにくい:高齢になると喉の渇きの感覚が鈍くなり、水分補給のタイミングを逃しがちです。
③腎機能の低下:腎臓の働きが弱くなり、尿量の調節や水分を再吸収する働きが弱まり、身体の体液量が減少しても水分の再吸収や尿量の調整ができず、結果として脱水に至ってしまうことがあります。
④筋肉量の減少:筋肉は水分をためる「貯水タンク」のような役割を果たします。高齢者は筋肉量が減っているため、体内に保持できる水分量も少ないのです。
⑤冷房を使いたがらない傾向:「もったいない」「体に悪い」と考えてエアコンの使用を控える方もいます。
⑥行動や判断の遅れ:暑さに対しての危険を感じにくい、判断が遅れることがあります。体調の変化にも気づきにくく、重症化しやすいです。
このように、今まで暑さには強く、大丈夫だったと思っていても、年齢を重ねていくにつれて、自分自身の体の機能は変化していっています。自分の体が年々、暑さの変化に気づきにくい状態になっているということを認識・自覚しておくことが、実は熱中症予防対策として、とても重要なことなのだと思います。