9月27日(日)に平成27年度北斗わかば祭を開催しました。たくさんの患者さま、ご家族さま、ご利用者さまのご参加をいただき、盛会でした。今回のわかば通信は、北斗わかば祭を中心にお届けします。
北斗わかば祭のオープニングは練りからスタートです。法被を着て提灯を持ったスタッフが威勢の良い掛け声を挙げながら会場中を回り、お祭りを盛り上げます。ご家族さまが「いいねえ、お父さん大好きだったものねえ」と患者さまと笑顔で話されていたのが印象的でした。
今年のわかば祭の目玉の一つは、患者さまによるハンドベル演奏でした。この日のために参加される患者さま方は2か月以上前から練習を重ねてこられました。当日の演奏曲は「川の流れのように」「瀬戸の花嫁」の2曲でした。皆さま、練習の成果を十分に発揮され、素晴らしい演奏を聞かせてくださいました。演奏終了後は、会場も大きな感動で、割れんばかりの拍手に包まれました。
屋内では、介護施設の利用者さまの作品の展示が行われました。通所リハビリ、通所介護を利用されている皆さまは、日頃施設でさまざまな作品づくりに取り組まれています。その活動で完成した作品を今回のわかば祭で皆さまに披露させていただきました。いずれも力作ぞろいで、一生懸命に取り組まれている様子が目に浮かびます。展示された作品へのコメントを寄せて頂くという趣向もあり、何人もの方が、作品の感想を投函してらっしゃいました。
介護施設で敬老会が開催されました。当日は家康くんが北斗わかば介護施設にやってきました。当日はデイサービスでは家康くん音頭とうなぎパイの歌に合わせて利用者さんと一緒に踊りました。デイケアでは東京ブギウギも。踊った後のおやつには、おはぎが登場し、皆さま嬉しそうに召し上がってらっしゃいました。
長生きをお祝いして、紅白まんじゅうを配り、皆さまにお持ち帰りいただきました。施設を利用して下さっている方々が、いつまでもお元気で過ごしていただけるように、こうした楽しい催しに参加して下さいますように、スタッフ一同で応援していきたいと思います。
9月17日、24日に院内感染対策委員会による学習会がありました。今回は吉田医師による結核の話と浜松医療センターの矢野医師による感染症の講義でした。
結核は戦後の日本で猛威を振るい、衛生環境が整わない中で多くの国民が犠牲になった疾患です。治療方法が確立し、衛生環境が改善した現在の日本は、全ての国民が健康保険で治療を受けられるようになり、結核患者は減少しました。
しかし、他の先進諸国に比べ患者数はまだまだ多く、特に医療施設内での感染も毎年報告されています。吉田医師から、こうした統計データと結核の治療、症状について講義があり、日常の観察や感染対策をどのようにしていくかを学びました。日常のケアに活かしていきたいと思います。