令和6年11月号　北斗わかば介護施設　ニュースレター

施設長 コラム 「 睡眠の質」　文責:小出弘寿

　朝晩の冷え込みが強くなってきた今日この頃、毎朝、お布団から出るのが嫌になってきますね。今回のコラムは、睡眠の質についてお話ししたいと思います。

　人は一生のうち、1/3にあたる部分は睡眠時間であると言われており、理想的な睡眠時間は約8時間と言われています。しかし、現実は寝つきが悪かったり、夜中に目が覚めてしまって良質な睡眠が取れていない方も多いのではないでしょうか?
では、なぜ「睡眠の質」が大切なのかということですが、それは「免疫」に関係するからです。睡眠時間や休息感などをもとに評価した睡眠効率と風邪の発症の割合を見た研究では、睡眠効率が高い人ほど、風邪の発症率が低下した結果が出ています。
人の免疫機能には、抗原抗体反応と呼ばれる仕組みがあります。 抗原とは異物(細菌やウイルスなど)のことであり、私たちの体内ではこの抗原に対して抗体と呼ばれる免疫物質を作り、異物の排除へと働きます。睡眠の質が良い人は、抗原抗体反応がしっかりと働き、風邪などをひきにくくなるということですね。

そこで、睡眠の質を上げるための方法を8つご紹介いたします。是非、良眠のために参考にしてください。

①朝、日光を浴びる
②朝、白湯を飲む
③朝食をとる
④眠くなったらちょっと昼寝(15分程度)
⑤定期的な運動
⑥スマホやパソコンは早めにOFF
⑦寝酒、喫煙、カフェインは避ける
⑧寝る前にいったん体温を上げる(お風呂につかる)

これから益々寒くなると思いますが、風邪をひかないためにも睡眠の質を上げて免疫機能を高めてくださいね。